前回は、「梅干に続いて梅シロップを作ってみる」で梅シロップを作るために、梅と氷砂糖を入れて3日経過したところまで書きました。その続報を残していきたいと思います。
梅シロップ
毎日、朝と晩に砂糖が溶けやすくなるように瓶を揺すること10日目。梅のエキスがほぼ出てくるので、ホーローかステンレス製の鍋に梅シロップをあけます。なお、アルミ製鍋は酸化してしまうとアルミ鍋が使用できなくなるので使わないほうがいいと思います。
鍋に火をかけて弱火で煮て、灰汁取りと殺菌を行います。白い灰汁が出てくるので、それを丹念に取り除きます。煮立たない程度の15分くらいで火を止めて、自然に冷まします。
実は梅シロップは、容器の関係で2回に分けて作ったのですが、1回目でうまく砂糖が溶けないで、発酵が進んでしまい、白い泡がかなりあり梅の香りがなくなりそうな気配でしたので、少し早いのですが、漬け始めから1週間で、灰汁抜き工程に入りました。
2回目は氷砂糖が手持ちの量では足らないので、三温糖を少し足して作りました。
冷めたら、ホワイトリカーなどのアルコールで消毒した瓶かペットボトルに入れて、冷蔵庫に保管します。
我が家では梅シロップのソーダ割りが大人気です。梅シロップ1に対して、サイダーが5で割ると良い感じになります。
残った梅は梅ジャムに
梅シロップで漬けて残った梅は、梅ジャムにしてリサイクルします。まだ、梅シロップから取ったばかりの梅です。だいぶ、シワシワになっています。
まず、残った梅は実と種にわけますが、種の周辺に果肉がいっぱい付いていて、これをそぎ落とすのが、本当に大変でした。
特に、個数が多いと、それだけ手間もかかってしまうので、最初のほうはできるだけ種についている果肉も落としていましたが、もったいないことは十分承知ですが、中盤から後半の作業では、種を取ったらそれで良しとしてしまいました。
梅の実の重さを量ります。その重さの40から50%くらいの砂糖を梅の実を入れます。砂糖はなんでもいいと思いますが、我が家では三温糖を使いました。
鍋に入れて、水をひたひたになるくらいに入れて、弱火で煮ます。途中焦げができないように掻き回して、灰汁が出てきたら取ります。
水分が蒸発して、ジャムの感じになったら火を止めて冷まします。
さめたら、器に入れて冷蔵庫に保管します。添加物は入っていないので、1ヶ月くらいを目安に食べると良いでしょう。
我が家では、ヨーグルトに混ぜて食べることが多いです。